人生初の入院!
妊婦健診から4日目。ついにこの日が来た…!計画分娩の始まりだ〜!
産院側が入院中の服とか必要な物をほぼ用意してくれる所だったので、持っていったのは眼鏡とメイクポーチとおやつと充電器くらいでした。
いつも通っていた産院までの道を歩いて、自ら入院しに向かう。なんか面白い。
日に日に大きくなっていくお腹と一緒に歩いて通った道のり。
最高潮に重くなったmy bodyでこの道を歩くのはこれが最後なんだろうなーと思うと少し景色が違って見えた。
待機室へ案内されて入院着へ着替える。この病院では産前は黄色、産後はピンク色の入院着で過ごす決まり。
ピンクの入院着は明日からかな~♪なんて余裕をかましていたが結果、処置を含めると3日間かかりました。(( ´∀` ))
入院当日(1日目)・2日目・出産当日(3日目)の3日間の流れを振り返ってみると、私は少し時間がかかったタイプかもしれません。
入院当日(1日目)
夫と最後の晩餐(笑)と言いつつ最寄りの駅の近くのお店でランチをしてから、駅で夫としばしのお別れ。
夫が税理士試験直前という事もあり、ちっともお腹の張る気配もなく、荷物も少ない。今までの健診と変わらないので1人で行きました(笑)
途中で雨に降られましたが時間通りに到着。
黄色の入院着に着替えて早速バルーン処置。
ネットではすんごい痛い!とか、逆に痛くなかった~という一体どっちが本当かわからないバルーン処置。
ドキドキしていたらあっという間にミニメトロを挿入されました(in)
確かに入れられるときは「痛!」って感じたものの一瞬でした。
しかし…それ以上に違和感の嵐。おまたのとこに何かある…気持ち悪いいいいい!
座るのも違和感が勝ってロクに座れず(笑)
お部屋についていたドーナツクッションに浅く座ってました…(*_*)
そこからさらに少量の出血で怯む怯む(笑)
鮮血ではないけど久々の生理感。いちごジャムを混ぜたようなテラテラ光る感じのものもあって(これがよく聞くおしるしなのか…?)と勝手に解釈してました。
入院当日はそんな感じで夕食やシャワーを済ませて就寝タイム。
ここで私はミスをする。
『眠剤飲む?』と看護師さんに聞かれ、てっきり普段から飲んでる?という確認だと思い
いえ。と答えてしまった。普段と違う場所なだけで寝つきが悪くなる上にこれから始まる初めての出産。その初めての未知の体験がスタートしているわけなので中々寝られないもんです。
私は声を大にして言いたい。もらえるものはもらっとけ!
私も例外なくよく寝られなかったので、薬に頼っておけばよかったと(;・∀・)
この日以降は眠剤いるか聞かれたら必ずもらっていました。
入院2日目
バルーンを入れて一晩経つと抜けている人もいるみたいですが、私は結構しっかり入ったままで抜ける様子がありませんでした(*_*)
まだまだ固い子宮口を柔らかくするためにNSTつけっぱなしで1時間おきにプロスタグランジンを投薬。全部で6錠!6時間…!
これがきっかけで陣痛に繋がる事もあるらしいので朝食は普通に食べられたもののものの、お昼ご飯は点滴でした(´・ω・`)
NSTを装備しているとトイレの度に外してもらう必要があるのでナースさんにお願いしないといけない。
なので少々我慢しつつ投薬のタイミングでトイレに行かせてもらってました。自由にトイレに行けないってすんごいストレス―!ただでさえ仰向けで膀胱が圧迫される…!胎動もあると余計に尿意が強くなる…
トイレの不自由さを全身で感じつつも、NSTで赤ちゃんの心音を聞いていると昨日の寝不足もあってうとうと…
途中少し寝れたりもしたけど、段々お腹が張って規則的な痛みが…!
おバブちゃん…!ついに…!?
なんてドキドキしながらトイレの度にバルーンを軽く引っ張ってみるもののうんともすんとも(´;ω;`)
『バルーン処置 抜けない』で検索しては情報を見て不安になり、気を紛らわそうとKindleで夢をかなえるゾウ4を読んだりしてました。
ガネーシャシリーズは掛け合いが楽しくてスルスル読めちゃうのでオススメです☆
6時間の投薬が終わり、規則的にお腹も張っているので陣痛促進剤スタート。じわじわ痛むお腹。強めの生理痛。うぐぐぐぐぐぐぐうぐうううggggg
でもゆっくりした呼吸でまだまだがまんできる痛み。
気づけば外がオレンジ色になっていた。今日が終わっちゃう…なんか虚しくなったのを覚えている。
痛みが強くなっていくけれどまだまだ全然生まれない段階という状況。
ええ…しんど…お家帰りたい( ;∀;)
その矢先、トイレ中に陣痛(笑)
フ――――――っと呼吸でやり過ごして
とりあえずバルーン確認。ん?バルーンがない!ハッとして便器を覗くとそこにはバルーンが!
お前…透明の丸底フラスコみたいな形してたんか…こんな駄菓子のゼリーあったよな…

抜けたんだ!やったぁあああ!喜ばしいけど疲れた…(´・_・`)
こんなに色々してようやく子宮口3センチ。
担当医から『今日はここまでにして休みましょう。体力を回復して、明日産みましょう。』と告げられる。
今まで抜ける気配のなかったバルーンが抜けて、少しお産が進みつつあるんだと虚しさから一転して安心。
この日は眠剤をしっかりもらって爆睡(笑)
入院3日目(出産当日)
ドオオオォォンとまるで太鼓のような、体に響くような子宮の痛みで目が覚める。
時計を見ると朝の5時。
そこからじわじわと間隔が短くなっていくお腹の痛みで感づいた。
これは【本陣痛】開始の合図!!
何度も陣痛の波が来る中、朝ごはんを完食(*’ω’*)
どのナースさんからも完食して偉いね!と声をかけられる。私は幼児かな?(笑)
その後、助産師さんの勧めであったかいシャワー浴びる。なんでもおバブが産まれた後は24時間シャワーNGらしい。
温かいシャワーを浴びて大きく丸くなったお腹を優しく洗う。このお腹ともこれでお別れ!
これでしつこい吐き気ともおさらばできると思うと私はせいせいしていた。
この時は知らなかった。産後3ヵ月たっても胃の調子は良くならず、なんなら1年後も度々逆流性食道炎を起こしているということを。
ホカホカしながら戻り、陣痛促進剤の投与が始まった。
じわじわと痛みが強くなる中、夫にも今日の夕方には産まれそうと連絡して昼過ぎには来てもらうことに。
そこで事件は起こった。
なんか効きが悪いわねェ。と助産師さん。針、刺し直すね☆とチクリ。
その後から動けない程のめちゃくちゃ痛苦しい陣痛が私に襲いかかった。
過強陣痛だね〜と言われたけどそこからあまり記憶が無い。断片的に覚えているのはこんな感じのイメージが頭に流れていた。
いきなり痛みが大爆発しているから呼吸が上手くできない。パニックだった。
もし辛かったら助産師さんに言って欲しい。
落ち着くまで呼吸のガイドお願いします!
これだけでも少し落ち着くはず。助産師さんに甘えていいんだよ!
私はそんなこと知らなかったのでそのまま左腕に血が滲むくらい爪を立てて歯を食いしばって我慢していた。
子宮口は4cm。
かなり身体に力も入っているし、陣痛もちゃんとあるから少し早いけど麻酔しましょうか!と担当医からの判断にとてもホッとした記憶がある。
念願の麻酔で無痛分娩スタート
私が陣痛にウンウン苦してんでる間にあれよあれよと進む麻酔処置。
背中を丸めてほんのちょっとチクッとした。
麻酔の投与が始まると腰やおしり辺りにスーッと冷たいものが入ってきているのが分かった。と同時にえぐい痛みが完全に遠のいた。すげぇよ医学の進歩。
呼吸も整いホッと一息ついて見てみたら入院着が黄色からピンクに変わっていた!笑
いつの間に着替えさせられたのか気が付かなかった自分に笑えるくらいの余裕。は〜無痛分娩選んでよかった〜と安堵していたら夫が登場。
すんごく陣痛が痛苦しくてのたうち回ってたんだよヾ(๑`Д´๑)ノもし無痛分娩がなかったら人格破綻していたよ〜なんてケロッと話して私の精神面は安定した。
麻酔から30分後に子宮口をチェックしてもらったらなんと全開∑(*º口º*)!!
おバブ誕生
ここから徐々に赤ちゃんが下がってくると言われて、夫とおしゃべりしたりお昼寝したり自由に過ごしていたら、お腹の下の方に違和感。
温かいリンゴがゆっくり出口に向かっている、そんな感覚だった。
それが段々近づいてくので「赤ちゃん出そうな気がする…!」と一応ナースコール。
すると結構進みが早いとかで、いきんでみましょうかと唐突に始まる。
痛みは全くないけどググッとお腹が収縮する感覚はあるので思ってた以上にいきめた。
助産師さんからもいいねェ!上手上手!吸引要らなそう!って褒められて安心。
おへそからまっすぐ下のベッドにグッと押し付けるように腰が反らないようにして、後はうんち出す勢いで思いっきりいきむ。
何としても吸引や鉗子はしたくなくて自力で産むぞよっしゃァァア!と自分に気合を入れて3回目にいきんだ所で、
「足の間見てて〜赤ちゃん出てくるよ〜」と言われて目をやると、ニュルん!とおバブが!

あああ!よかった!無事に終わった!やっと会えた!吐き気ともおさらば!私頑張った!と色んな感情が吹き出してきた。
その後はコロナもあるのですぐに抱っこはできずでしたがとても貴重な体験をしたと充足感でいっぱいでした。
夫も立ち会えてよかった。無痛分娩だと立ち会いっていうか見学だよねって担当医が笑っていたのはいい思い出(笑)
これから計画無痛分娩する方に、こんな人もいたんだなって思って見てもらえたら嬉しいです。
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