それは38週の妊婦健診の際に担当医から告げられた。
エコーをした際もおバブはいつもと相変わらず元気にムイムイと手足を動かしていた。
頭の大きさとお腹の大きさを測って推定体重を算出して…
先々週の36週は2200g。先週は2500g。
今週は2800gくらいかな?とワクワクしていた。
担当医はうーん。2500gだね。と…
あれ、大きくなってない。
更にエコーの前のNSTの際はおバブさん、眠っているのかシーンとしていて。
普段もぞもぞしているから眠りづらくて(;´Д`)
おバブさんが大人しいから私はのんきにお昼寝していた。
その時の赤ちゃんの動きが弱いかも…と担当医。
いや寝てたんやろ…とか思いつつ、体重が増えていないわけだし
もしかしたらおバブさんに何かあったのかも?と…
ちなみに臨月に入ってから私の体重は+5㎏増えた(;´Д`)え
むくみがなかなかとれないのと高カロリーな空気のせい。(どういう事)
だからおバブの体重もしっかり増えているんだと思っていたので
先週と全く変わっていない事に不安を感じた。
「赤ちゃん大きくなっていないですね。」
この一言で不安は確定。心がざわざわする。
それから羊水量。
これが基準値ギリギリ。一応基準値はあるものの週数の割には少ないようで
言い渡された時心臓がギュッとなった。
これまで一時的な低置胎盤や子宮頚管が短めな事があったけれど
おおむね順調に来ていたから、きっと今日も順調だろうとどこかで思っていたから…
青天の霹靂ってこんな感じなのかな…
嫌な夢を見ているみたい。実は目が覚めたらリビングのソファーかもしれない。
と、現実逃避のような事が頭の中でぐるぐるしていた。
「恐らく胎盤機能低下でしょう。胎盤からの栄養が少なくなっていて、赤ちゃんに届く栄養が減っているからおしっこの量が減って羊水減少気味なんでしょう。」
と説明された。
『もにょもにょ…ギューーン』
おバブさんがいつものように足を伸ばしている。相変わらず少し強め(笑)
ああ、痛いし、これが現実なんだな。
大きくなってないけど元気そうだし大丈夫なのかな?
来週の健診までこんな不安を抱えるのか…
陣痛もいつ来るかわからないし不安だな…
不安の種は他の不安を呼び寄せる。
頭の中がぐるぐる。一人になりたい。悪いことをこれ以上聞きたくない…
経膣エコーで子宮口が開いてきているか確認。
うん。ちっとも開いてないみたい(笑)
階段の昇降運動やスクワットもしているのに…!
私の体はまだ産む準備してないんだな。おバブもまだお腹にいたいのかな。
私だけブクブク体重が増えて、おバブには供給できてないなんて…
胎盤の位置が低いだけじゃなくて機能まで低いなんて…
おバブちゃんごめんね。
あー悲しくなってきた。お家帰って泣きたい(弱
私のメンタルが悲しみに飲み込まれようとしたときに
「内診しますね。」
(以下心の声)
うぎゃあ!
内診しま の、「ま」の時点で指入ってたぁ!
あああああん!タイミングが早いのは一番嫌なんよ!
ああ!(うるさい)
あーあーあーあー!痛い!やだ!(痛くて切れ気味)
「子宮口もまだ固いですね…」
そうですか…(白目)
そしておパンツを穿いて、席に着く。
今まで言われたことの総まとめを聞かされる。
さっきの内診の痛みで心のマイナスループから一度外れて
感傷的にならずに聞くことができた。
「…えー、なのでね、今週の日曜日から入院ね。」
あ、はい(;´Д`)
え( ゚Д゚)?
「7/26から入院ね。」
( ゚Д゚)
横にいた看護師さんから入院する日時が書かれた紙を渡される。
( ゚-゚)( ゚Д゚)( ゚-゚)( ゚Д゚)
「胎盤の機能が落ちていると正直、お腹に赤ちゃんを入れているメリットってないんですよ。
なので赤ちゃんが元気なうちに計画分娩に切り替えて外に出しましょう。
小さくても2500gまで育ってますし、大丈夫。
ちゃんと母乳で大きくなりますから。」
会計待ちのロビーでほわ~んとした頭で夫にラインをする。
『今週の日曜日から入院することになりました。』
(大丈夫なん?なんかあったの?電話する?)
すぐ返事が来た。
急ぎで伝える事でもないから詳しくは家で。
と、返信しながら気が付いた。
計画分娩という事は…いつ陣痛が来るかドキドキしながら過ごすことはないという事…?
逆にラッキイイイィィ(∩´∀`)∩☆
今日の子宮口の具合から行くとまだまだ自然な陣痛は来なそうと言っていたし…!
いきなり陣痛が始まってワタワタするより精神衛生上ずっといい!
内心どうなるか心配だったから、今回の計画分娩は私にとってありがたいものだった。
ちなみに私の通っていた産院は初産の人が無痛分娩をする際は
自然な陣痛が来て子宮口が5㎝開いてからじゃないと麻酔を入れてもらえないのだ。
計画無痛分娩は第二子のお産から可能という…
計画無痛分娩の方が気持ちに余裕ができるよな~
いいなーいいなー
と思っていたから気づいた時とても嬉しかったのを覚えている(笑)
でもドラマチックなのはいきなり陣痛が来る方だけどね。
その後帰宅した夫に事情を説明。
すると夫も同じこと言ってて笑った。
ひそかに心配だったみたい。
車なし、近くに送迎してくれる知り合いもおらず。
普段産院までは徒歩15分かけて駅まで行って、電車で15分揺られて、
また駅から産院まで歩いて10分の計40分かけて通っていたから
もし産気づいたら陣痛タクシーで病院へ行く以外方法がなかったので(;・∀・)
正直出産の恐怖よりもいつ始まるかわからない陣痛の方が怖かったような…(笑)
この日は例えるなら気持ちのジェットコースター。
本来は登って行って落ちるけどね(笑)
私の場合は気持ちが上がって終了~。
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